次に以下の説明文を読んで、以降の設問にお答えください。
また、リン資源の枯渇が危惧され、その効率的な回収・再利用システムの確立が求められています。そこで登場したのがMAP法です。前述の通り、MAPは下水汚泥の処理過程で製造される化成肥料の原料で、環境にやさしい肥料です。この手法で回収した下水汚泥由来のリンを福岡市は国産の化成肥料として平成8年より再利用しています。さらに令和4年より新技術でより効果的に回収した再生リンを福岡市では「ふくまっぷneo」と名づけ、肥料の原料に有効活用しております。そして同様の取り組みはすでに神戸市やその他の自治体でも進んでいます。栄養素となるリン酸は、植物の開花・結実を促進したり、根の伸長、発芽や花芽のつきをよくする働きがあります。また、果実の成熟や品質の向上にも役立ちます。
そして、九州大学大学院農学研究院では、前問のBio-CLF にMAP法で回収した再生リンを合わせた新たな液体肥料 「Bio-CLF×液状MAP」を『MAP混合液肥』 として取り扱っています。『Bio-CLF×液状MAP』についても肥料としての安全性が確認されています。人体に危害を及ぼすとされる重金属や化学物質等は残留いたしません。
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